指導理念 -真の学力とは-
もちろん答えはひとつではなく、様々なことが求められるでしょう。しかし、とりわけ「学力をつける」ことが、その中心に考えられるのではないでしょうか。
では、「学力をつける」ということは、一体どういうことでしょうか?
様々な事実や法則、語句などを学ぶことによって、"知識を習得すること"。更に、習得した知識を未知のものへ活用したり、新たなものを創造する力へ発展させる"応用力を養う"こともそのひとつと言えます。あるいは、入学試験でいかに得点するかという"実践力や得点力をつける"ことも、「学力をつける」ことになるのかもしれません。
いくら高度な授業テクニックがあり、優れたテキスト・優れたカリキュラムを編成しようと、伝える相手は"心"のある子供たちです。子供たちの意欲が低ければたとえ内容が優れていても伝わりにくいし、逆に意欲が高まれば、彼らは驚くほどの理解力や吸収力を見せてくれます。つまり、子供たちの自ら学ぼうという姿勢こそ『真の学力』と呼べるものであり、そのためのキーワードは"自立"にあると我々は考えています。
ただ、この"自立"した姿勢というのは、自由という名の"放任"の中から自然と身に付くものではありません。我々は、様々な場面で"子供たち"と同じ時間を共有し、積極的に会話を交わし、そして色々な事で深く関わっていくからこそ、勉強の意義に気付き、自立心や学ぶ意欲が芽生えるものだと信じています。いつまでも手を貸し続けるのはよくないですが、我々は"最終的に手を放すために、今しっかりと手を貸していく"といったスタンスで子供たちに接したいと考えています。
我々の目指すところは「学習塾」という枠組みを超え、たとえ人生の一部でも何かのご縁で交わらせていただく以上、勉強だけでなく、何事においても"今すべきことに一生懸命打ち込む"ことの大切さを肌で感じてもらうことにあります。そのために我々は子供たちと積極的に深く関わり、そしてその中から自らの人生を見つめ、しっかりと歩んでいくきっかけを掴んでもらうことを願っています。
そして、その受験を通した真摯に取り組む体験の先には、きっと将来への意義ある"感動"が待っているでしょう。